少女同士が、いちゃいちゃ、ちゅっちゅ!
男女の関係とはちがう、この甘美なセカイは何なのか?
今回はとくに『百合キス』のシチュエーションに焦点をあてて、
その魅力や、大勢が惹きつけられてしまう理由を考察。
百合スキーなあなたも、この記事を読めば、きっと自身の心理が分かる。
なぜガールズラブは愛される?
そもそも、これだけガールズラブが、世のなかで愛されるのは何故なのか?
まずはその理由をお話したあと、百合キスの魅力について、迫って行きたい。
百合ほど真実の愛はない
ガールズラブの魅力は、プラトニックという一言に尽きる。
ふつうの男女の恋愛にも、もちろん美しい部分はある。
とはいえ、リアルのセカイを考えてみると
「親が結婚しろと」「あのヒト、玉の輿でいいなあ」「イケメンの恋人を自慢したい」
・・などなど、打算もあふれているのが現実。
しかしガールズラブの場合、そんな打算は、ほぼ存在し得ない。
ほんとうに相手のコトが好きだからこそ、成立する関係。
互いに慈しみ合う「真実の愛」。これに憧れを抱くのは、当然と言える。
絵的にうつくしい
美女同士が絡んでいる絵は、それだけでビジュアル的にうつくしい。
まして、そんな2人がキスをしているとなれば、思わず目が行ってしまう。
なかには片方がムリやり、くちびるを奪うというケースもあるが、
チカラのある男性ならともかく、相手が女性なら、その気になれば押し返せる。
そうしないのは、どこか受け入れているという事であり
そんなシチュエーションも、それはそれで、いっそうドキドキさせられる。
背徳感も興奮要素!
「えっ、私たち女の子どうしなのに!」という背徳感も、たまらなくする要素。
もちろんジェンダー平等も言われる昨今、たとえリアルでも、女性同士は否定されるものではない。
とはいえ、まだまだ「恋愛=男女」という価値観が、一般的なのも事実。
そんななか、ちょっとイケないコトをしているスリル感が、
見る側の興奮を、さらに引き立てる理由と言える。
一般アニメにおける最高の百合キス
背徳感のドキドキと、絵的にキレイなのが、興奮要素となるガールズラブ。
その極致といえるのがアニメ「クズの本懐」の主人公はなびとえっちゃん。
まずえっちゃんは、はなびのことが恋愛的な意味で好き。
しかし肝心のはなびはえっちゃんを、友達として好きなので、戸惑う。
しかもはなびには好きな男性がいるが、それが叶わない状況で、癒しを求めている。
寂しさを慰めたい思いと、えっちゃんを失いたくない(友達として)気持ちが合わさり、
キスを受け入れる。
切なさや背徳感や、いろいろな要素が合わさって、
アニメなのに芸術的とさえいえる、最高のワンシーンだ。
はなびは寂しさから、えっちゃんに依存していること
えっちゃんは、そんなはなびの感情につけ込んでいること
両方とも自覚しているのも『クズの本懐』というタイトルが踏襲されていて
何とも素晴らしい。
【百合キスに惹かれる理由】まとめ
百合というジャンルは、すでに市民権を得て、次々と作品も生まれている。
その背景には、リアルな恋愛とは違い、打算のない愛への憧れが、存在している。
筆者もガールズラブは大好きなので、これからもぜひ
至高の百合作品を、追い求めて行きたい。