ヒロインの洗脳シーンにドキドキ!思わず惹かれてしまう理由とは?

うつろな目、抑揚のない声・・

アニメやマンガで愛好家の多い、ヒロインが洗脳されるシチュエーション。

でも、よくよく考えたら、なぜ大勢が惹かれてしまうのだろうか?

アニメ【ユリ熊嵐11話】より

フツウに考えれば、感情の変化が少ないよりも、表情がくるくる変わって

目も輝いている方が、キャラとして魅力的のように思える。

アニメ「ユリ熊嵐」のヒロイン・百合城銀子

そこで今回、この心理メカニズムの謎を、かみ砕くと共に

後半は一般アニメにおける、至高の洗脳シーンもご紹介。

ぜひ愉しみつつ、お読み頂ければ幸いだ。

なぜ洗脳はゾクゾクする?

アニメ【セーラームーンR】より

まず似たシチュエーションとしては『闇堕ち』『悪堕ち』がある。

明確に決まっているわけでもないが“堕ちる”ということは

いくらかは、本人の意志も混じっていると言えそうだ。

有名なセーラームーンでも、新ヒロインのちびうさが、ブラックレディへ変貌。

このシーンでは悪の黒幕・ワイズマンが「本当は皆、お前のことを愛していない!」

などと囁き、負の感情を増幅させている。

かなり誘導はしているが、属性的には悪堕ち闇堕ちの方が

近いように思われる。

目もうつろでなく、しっかりハイライトも入っている。

それに対して洗脳は、本人の意志を完全に無視して、ムリやり染めるケースが多い。

以下も、この状況を前提に、お話していきたいと思う。

惚れ薬との違い

結論から言うと、洗脳シーンにゾクゾクする、いちばんの心理は『支配欲』

それもダイレクトに、無理やり染めてしまうシチュの方が、より煽られる。

アニメ「ゼロの使い魔」より

・・ちなみに対象を思い通りにする方法としては、魔法でパパッと記憶を改ざんしたり、

惚れ薬を飲ませるという方法も、メジャーではある。

これらも、たしかに思考のスイッチを変えているので、洗脳の一種かも知れない。

・・とはいえ、こういうシチュエーションは、ストーリー的には面白くても

対象を「変えてしまっている」ことへの興奮に結びつくことは、あまりない。

本人の意志で(その時点での)自発的に行動していると、「支配している感」は少ない。

だからターゲットをパパッと、思い通りに変えられるだけでは、ゾクゾクせず

やはり直接コントロールして、支配する過程が重要になるのが、ポイントだ。

嫌がっている方がゾクゾク

最もゾクゾクする洗脳は、嫌がっているヒロインを、無理やり染めてしまうシチュ。

アニメ「犬夜叉」より

・・このコトバだけを切り取ると、まるで最低な人間のようだが、

じっさい洗脳というシチュに限っては、この状態の対象を染めることが

興奮を刺激される、最高のスパイスとなる。

たとえばなる属性の人間にとって、の存在はキライどころか、忌むべきレベル。

そんなキャラに「魔に染まれ!」と強制すれば、とうぜん心の底から拒否するが・・

そこをムリやり染めてしまうからこそ、支配欲が最高潮に刺激される。

またヒロインという清らかな存在が、汚されて行くという構図も、

興奮を高める要因と言える。

うつろな目や、抑揚のない声・・こんな状態となったヒロインが、操られる。

やはり、こうしたシチュになってこそ、ドキドキは最高潮に達する。

こんな表情をするなんて

支配欲清らかな存在が染められるゾクゾク感・・この2つに加え

もう1つ大きい要素が、対象キャラへの好奇心。

アニメ「ニードレス」より

可愛いヒロインというのは、誰でも大好きなので、

いろいろな表情を見てみたいと思うもの。

もちろんヒロインは通常、うつろな目をしたり、抑揚のない声は出さない。

そんな中『あの〇〇が』見たこともない表情になって、あやつられている・・

このギャップは、ダークな意味で新しい一面と言え、

それを目にした側は、思わずドキドキしてしまう。

一般アニメにおける至高の洗脳シーン

すでに画像にも出しているが、筆者がイチオシのシーンは

アニメNEEDLESS(ニードレス)」のヒロイン「イヴ」が洗脳されてしまうシーン。

まず服ビリビリの、露出が多い状態で拘束されているシチュ自体、

思わず興奮させられてしまう。

捕らわれても気丈に「だれがお前たちの手駒なんかに!」と、全力で反抗するが・・

女敵キャラが、まるで誘惑するかのように近づき・・

イヴの身体に手を回したり・・

太ももに触れたりと、百合なのかと思わせつつ・・。

いったい何をするの?と、イヴが戸惑っている隙に、一気に顔を近づけ・・

キスを通じて、洗脳ウイルスを注入する

ブラック・アトラクションを発動。

「黒の引力に染まって♡」というセリフも、たいへん色っぽく

ゾクゾクさせられてしまう、至高の洗脳シーンだ。

ピンチシーン好きも歓喜

洗脳シチュエーションは、いわゆるピンチシーン好きの人も、歓喜させる。

なにしろ通常の強い敵が立ちはだかるより、危機感がはるかに跳ね上がる。

もともとの仲間を「傷つけられない」と、味方は闘うこと自体を戸惑ってしまう上、

「私たちがわからないの?」「目を覚ませ!」みたいな呼びかけも届かず

一方的に攻撃されるという、絶望感。

しかも、よりによって前よりパワーアップしている・・というケースも多く。

希望の象徴だったヒロインが、一転して最大の脅威に。

ストーリー的には絶体絶命ながら、ピンチ好きにはたまらない展開だ。

【洗脳ヒロインの魅力】まとめ

もちろん2次元に限った話だが、S属性の筆者も、洗脳シチュは大好物。

マンガで、アニメで・・この先もぜひ至高の洗脳シーン登場を期待しつつ

同時に、さらなる追求をして行きたい。

≫【魔法戦士ルーンフラワー】聖から魔に染められる至高の洗脳マンガ