ほこり高いヒロインの敗北が興奮する理由【くっころ/姫騎士の敗北】

くっ!利用するくらいなら・・ころせ!

気高い姫騎士や、女戦士がゲスい敵に敗北。

そんなヒロインが、あんなコトやこんなコトをされて、はずかしめられるシチュが、

見ている側をたまらなく興奮させる、通称“くっころ”。

アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」のダクネス

いまや・・とくに同人界隈で、一大ジャンルとなっている。

それにしても、誇り高いヒロインが敗北するというシチュは

何故こんなに、ゾクゾクさせられるのか?

この記事では、その心理メカニズムをかみくだき、

一般アニメのシーンをイメージにして、わかりやすく解説して行きたいと思う。

“くっころ”のウラにある興奮

アニメ『セーラームーンS』のセーラーウラヌスとネプチューン

姫騎士系や、ほこり高い戦士系のヒロインは、仕える主人であったり

崇高な目的のため、つねに命をかえりみず戦っている。

もちろん『裏切ったら命を助けてやろう!』だとか『敵が強いから逃げよう』だとか・・

そんな欲望とは無縁の信念と、自身を磨き続けるストイックさを、持ち合わせている。

それは、さながらジャンヌダルクのように、純潔で美しい。

そんな清らかな存在を、欲情で汚している感

これこそ“くっころ”が興奮する、最大の要素と言える。

戦いに身を捧げる生き方は、もちろん淫らな事とも、無縁。

同人やアダルティな作品であれば、エッチなことをされてしまうのも常だが

やはり清らかな存在が、ムリやり欲望に染められてしまっている構図が

ふつうのヒロインがヤラれている以上に、ゾクゾク感を最高潮に煽る。

たまらないギャップ萌え

さて、ここからも“くっころ”の心理に共通する内容になるが、おもに一般アニメで、

女戦士や姫騎士が敗北するヒロピンが、視聴者の興奮を煽る理由について、お話して行きたい。

アニメ『FAIRY TAIL』のエルザ・スカーレット

大前提として、こうしたヒロインは、作中でも強キャラとして登場する。

そこらへんのザコ敵では、ほぼ相手にならない強さというケースが多い。

よほどの相手でなければ、打ち負かされる姿とは無縁。

ふだんは、キリッと凛々しい表情も崩さない。

だからこそ敗北し、ふと動揺しておびえた顔や、弱気な表情・・

さらには、涙でも流そうものなら、

ふだんとのギャップ萌え要素が合わさって、たまらない。

あのクールビューティー『こんな表情をするんだ!』という意外さは、

さらに色々な姿を見たい好奇心も煽られ、欲情へ結びついて行く。

刺激される支配欲

並みの人間では相手にされないほど、プライドが高くて、強いヒロイン。

そんな存在が、負けて屈服させられている状況は、見る側の支配欲も、

最大限に刺激する。

思い通りになど、なるはずもない存在が敗北して、手も足も出せない・・

こんなシチュエーションは、“S”寄りの性癖をもつ人なら特に、

ゾクゾク感が、止まらなくなってしまう。

支配欲が根源というのは、リョナ全体に共通する心理ながら

気高く強いヒロインであれば尚更、その欲情は最高に煽られてしまう。

一般アニメにおける至高のシーン

『Fate』の剣士サーヴァント、セイバー

筆者的に、一般作品でもっともゾクゾクした、女戦士の敗北シチュは、

アニメ『Fate(UBW)』セイバーが拘束される、ワンシーン。

気高いセイバーが拘束された上、身体を弄ばれるというのが、たまらない。

しかもキャスターの趣味により、わざわざドレス姿に着がえさせ、

髪形もポニテにするという、フェティシズムの極み!

エチい背中を指でなぞり、そしてガーターベルト・・。

もはや公式が、全力でファンの理性を、崩壊させに来ているとしか思えない。

姫騎士系ヒロインの敗北はそそる

とくに戦士系のヒロインだと、鎧姿がデフォルトだったりするので、

肌の露出は、ただでさえ少ない。

そんな騎士がまとうアーマーが壊されたり、もう一歩すすんで、脱がされ

ふだん見せない肌を、露出させられたりするのも、最高だ。

やはり気高く凛々しいヒロインの屈服は、はかり知れない興奮を秘めている。

・・とはいえ筆者も、そんなキャラを欲情の対象としてだけ、見ているわけでない。

純粋に、作品の登場キャラとして、魅力を感じている部分も沢山ある。

これは多くのリョナラーや“くっころ”好きにも、共通していると思う。

ひそかに敗北する展開を期待しつつ、しかし同時に、その生きざまに心惹かれたり

ストーリーで大活躍するシーンも楽しみに、

これからも誇り高いヒロインを、愛でて行きたいと思う。